会長挨拶

 公認会計士如水会会長の小笠原(平成元年経卒、中村忠ゼミ)です。2020年月7月に井上雅彦前会長から拝命し、就任しました。試験合格して公認会計士の会員の皆様及び公認会計士を目指している本学生の皆様、どうぞ宜しくお願いいたします。

 公認会計士如水会は、1983年に発足し、一橋大学出身の公認会計士等で1200名を超える会員を有する如水会の中でも最も大きい団体の一つです。一橋大学会計学の輝かしき時代からの伝統を脈々と引き継ぎ、公認会計士如水会の知名度は揺るぎないものになっていると自負しますが、一方で、近年、公認会計士が行う社会基盤である監査業務の信頼が揺らいでいること、これに起因して本学の公認会計士合格者の相対的な地盤沈下が続いていることは、公認会計士如水会として看過できません。

 私は、佐々前々会長及び井上前会長からの改革路線をさらにもう一段踏み込んで、会員間のネットワークを全世代につなげて拡大する組織体制を構築、運営することで、持続可能性を有し、より社会公共性の高い団体に発展させていきたいと考えております。
 具体的には、
 ・財務的基盤を確立するための個人会員寄付制度の導入と如水会カードによる自動引き落とし。
 ・アカデミックな活動との連携。従来の外国語・日本語授業の継続のみならず、会計士如水会における本学(出身)の大学教授によるセミナーの実施。
 ・2020年に創設された現役大学生の「会計研究会」(通称:バシアカ)との連携と大学キャンパスにおける年数回の公認会計士の説明会の実施。
 ・若手の参画を促すための事務局(青年部)の発展、拡充
 ・OB会に対する産業界、学界からの有識者の参画を含むアドバイザリーボードの創設とその運営
 ・個人事業主会員の拡充を含む地方支部の開設
 等々です。

 コロナ禍ではありますが、上記諸課題に対して、オンラインを積極的に駆使して、会員間ネットワークを全世代に多くの地域・活動体に展開することで、連続性を有する有機的で意義のあるOB活動にしてまいります。
 公認会計士如水会がより進化していくことを約束いたします。会員の皆様におかれましては、共に意見を交換し、議論し、本会を盛り上げることで、公認会計士業界を明るく確かなものにしていきましょう。ぜひ本会への積極的な参画を宜しくお願いいたします。

公認会計士如水会    
 会長 小笠原 直